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夫婦合唱

1959(昭和34年)/2/18公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

婦人倶楽部に連載された源氏鶏太の原作を若尾徳平が脚色、田畠恒男が監督したホーム・コメディ。撮影を布戸章が担当。

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スタッフ

原作:
監督:
音楽:
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ストーリー

週刊誌記者・長島雄吉と敦子は共稼ぎの若夫婦である。新世帯のアパートは電化設備がいたれり尽せりだが、これは敦子が電器会社の社長秘書を勤めているお蔭なのだ。このことを考えると、安月給取りの雄吉は頭が上らない。毎朝の支度は彼の仕事だ。同じく秘書の真山はドン・ファンで、敦子に言い寄っている。真山は、おでん屋の娘・紀久子や、アメリカ帰りの小説家・相川梨枝子と雄吉とが怪しいと敦子に吹きこんだ。紀久子も梨枝子も雄吉が独身時代のガールフレンドなのだ。雄吉は、梨枝子の後を追ってスキー場へ出かけた。原稿を獲得するためにである。敦子はイライラしたが、敦子の方も社長の私用で夜遅くなることがしばしばだ。彼女は、社長の届け物を持ってグラマー女給新井夏子の許を訪れた。夏子には恐喝で有名なヤクザのヒモがついていた。敦子が再び社長命令で手切れ金を夏子に手渡しに行ったとき、彼女はこのヤクザにおどかされ逃げ帰って来た。ところが、この恐喝事件が雄吉と敦子の不和を取り除くようになったのだ。敦子から話を聞いた雄吉は、ただちにこの事件をスクープして編集長からほめられた。雄吉はヤクザの仕返しから姿をかくす意味で大阪へ行った。留守中、敦子が彼らに襲われたというニセ電話に雄吉が真剣になって心配したことが仲なおりの大きな動機となった。数日後、産婦人科医をしている敦子の実家で、赤ん坊の泣き声を聞きながら、「あたしたちまだ本当の夫婦じゃなかったのね」「子供ができてみなけりゃね」という会話を二人はかわしていた。

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