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作品紹介

引越やつれ

1961(昭和36年)/6/9公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

井伏鱒二の『引越しやつれ』『片捧かつぎ』から、椎名利夫と富田義朗が脚本を執筆、堀内真直が監督した喜劇。撮影は小原治夫が担当している。

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スタッフ

原作:
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音楽:
撮影:

ストーリー

山内実は高校の先輩で7年も大学に在学する谷幹二を頼りに佐渡から上京したが、谷の下宿の家主が株に失敗、夜逃げをしたので宿無しとなる。谷は彼が惚れている芸者のちか子の家に実を下宿させた。ちか子の家は母のツネと妹のサヨ子との三人暮らし。サヨ子は実と同じ大学に通っていて実に一目惚れ。が、実はちか子の妹分で兄を探して上京、生活のために芸者になっている君勇こと安田君江を愛するようになる。実の隣の室にいるのは修験者の友成清雪斎、祈祷のやかましさと、サヨ子のお色気攻勢にたまりかねた実は巣林館に下宿を変える。しばらく後、実は谷に誘われ、ちか子、君勇らのおさらいの慰安会に便乗、信州の温泉へ行く。谷は、ちか子に大学をやめ佐渡へ帰って教員になると告げた。一方、実は君勇に愛情を訴えるが逃げられる。東京へ戻った実は巣林館の主人夫婦が家を売り払ったのでまた宿無し。この機会に実は君勇と結婚、一軒持とうと考えた。佐渡に帰り父剛造に相談するが反対される。しかし祖母のそめは実の胸中を察し、君勇と会うため一緒に上京してきた。田園調布に家を借りた実は君勇に会いにいくが、彼女は前借金を返し、いなかった。ある日、実が学校へ行っていない間に君勇が訪ねてきた。危篤の叔父の入院費を貸してくれという。そめは喜んで貸す。その夜、君勇から実に、金は返す、私のことは諦めてくれと電話があった。傷心の実は以前行った信州の温泉を訪れた。彼はそこで大阪から麻薬密輸事件の犯人を追ってきた酒井刑事と知り合い、腕を見込まれ犯人逮捕の片捧をかつぐことになった…。

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