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作品紹介

サラリーマン手帳・夢を失わず

1961(昭和36年)/7/26公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

源氏鶏太の新聞連載小説を、椎名利夫と渡辺臣蔵が脚色し、斎藤正夫が監督したサラリーマン喜劇。撮影は成島東一郎が担当している。

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スタッフ

原作:
監督:
音楽:
撮影:

ストーリー

大塚電機の総務部に勤める杉子は、株で120万円も貯めており、将来は大好物のカレーライスの店を開きたいと夢みている。彼女の同僚の周三は徹底した浪費家だが、二人は心の中では好意を寄せあっていた。大塚電機の社長大塚は、荷車曳きから叩きあげた立志伝中の人物だが、社員に対して貧乏人幸福論をぶつのが日頃の癖である。しかし、杉子たちの仲間ではマネービルが大流行で、秘書課長の花園に指導をうけていた。彼は若い女の子にあまく、杉子にも求婚した。杉子は証券会社で、宗武という周三の先輩と知りあった。宗武は経済研究所をやっている財産家だった。周三は、ふとしたことから社長の息子太郎が、キャバレーの女給広子とただならぬ関係になっていることを知った。広子は太郎の子を宿したといって社長邸に押しかけた。周三は広子に太郎のことを諦めさせようとするが、逆に広子は周三に惚れてしまった。その頃、杉子は宗武に10万円の月給で秘書にならないかと勧められていた。カレーライスの店を開くなら融資もするという。さすがの周三も不愉快になり、ヤケ酒をあおった。大塚電機の株が異常な値上がりをみせた。意外にも、宗武が会社のっとりを図っていたのだ。しかも、情報を流していたのは秘書課長の花園だった。周三は宗武の許を訪ねたが、軽くあしらわれてしまった。宗武の黒幕には、舞台剣之介という財界の大物がひかえていたのだった…。

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