1962(昭和37年)/4/1公開
配給:松竹 製作:松竹株式会社
川口松太郎原作を富田義朗が脚色、中村登が監督したメロドラマ。撮影は厚田雄春が担当している。
津村病院創立25周年祝賀の日。看護婦高石かつ枝は皆にすすめられて余興に歌を歌った。伴奏は津村病院長の長男浩三が買って出た。これが縁で浩三とかつ枝は度々会うようになった。浩三はかつ技に結婚を申し込んだが、かつ枝には亡夫との間に敏子という子供があるためと身分の違いとを思いあわせて躊躇っていた。しかし誠実な浩三の熱意にうたれたかつ枝は、愛染堂の桂の木の下で堅い愛の誓いを交わしてしまった。しかしこのことは、名門・中田病院の令嬢と浩三を結婚させようとしていた家族の大反対にあった。一番強く反対するのは浩三の妹竹子で、