1962(昭和37年)/6/15公開
配給:松竹 製作:松竹株式会社
近藤啓太郎の原作「人魚おんもり物語」より長瀬喜伴と中村定郎が共同脚色、堀内真直が監督した喜劇ドラマ。撮影は倉持友一が担当している。
東京を離れ平和な漁村白南町に住みついた画家の安藤計策のところに、美人の永井夫人が避暑にやって来た。突然のことに驚いた安藤は、夫人を町一番の旅館の飛魚屋に案内した。永井夫人は白い肌を小麦色に焼く為、イルカ島と言う無人島に毎日通うことになった。その送り迎えに、タイ吉君が選ばれた。漁師の純朴な青年タイ吉はすっかり夫人に夢中になり許嫁のムツ子を怒らせてしまった。安藤先生はそんな二人を、何かと面倒みてやるのだった。また碁仇の栄一という青年がバーの妖艶なマダム・エマにすっかり参ってしまっている。これも安藤先生が面倒を