1962(昭和37年)/12/5公開
配給:松竹 製作:松竹株式会社
笠原良三のオリジナル・シナリオを八木美津雄が監督した歌謡ドラマ。撮影は平瀬静雄が担当している。
大学の先輩である週刊トップの佐々編集長の世話で徳宮は宇津見製薬に、神保は浮田酒造に採用された。宇津見社長と浮田社長は同じビルに事務所をかまえ「酒はのむべし、のんだあとは“ヨイサメール”」のキャッチ・フレーズのもとに事業提携をしている仲であった。就職を祝って、下戸の徳宮と神保はしるこやで祝杯ならぬ祝椀をあげた。そこで知りあったシャンソン歌手の咲子に二人はすっかりのぼせてしまったが、彼女が浮田社長の令嬢であるとは知るよしもなかった。発明狂の宇津見社長夫人、紅子のアイデア熱はとどまるところを知らず、今度は酒が嫌