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さそり

1967(昭和42年)/5/13公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

野村芳太郎と森崎東が共同でシナリオを執筆し、水川淳三が監督した。撮影は笠川正夫が担当している。

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ストーリー

スーパーマーケットの経営者野田善平は、名古屋に出張した時ブルーフィルムを見た。それは善平に浮気心を起こさせるのに十分であった。その後、一夜のアバンチュールを楽しもうと善平はそこの映写係ユキを連れ出した。帰京の予定日が来ても、善平は妻に仮病の電話をかけ、ユキとホテルに泊まり続けていた。数日後、善平はユキに金を払って帰京した。善平にとってはただの浮気だった。ところが、ユキが善平の後を追って上京してきたことから、善平は結局、彼女を囲い者にしたのだった。彼は、ユキの存在が妻にバレるのを恐れていたが、そんなある日、東京に働いているユキの幼な友達順一が、ユキを訪ねてきたのである。順一がユキのヒモになるのには、大して時間はかからなかった。一方、善平はユキの要求する金額が増えていくので別れる決心をしたが、ユキと順一の仲を知って逆上し、反対に順一に殺されてしまった。それは過失致死ではあったが、あまりのことに茫然自失した二人は一緒に、善平の死体を自殺に装って、逃走した。そして、善平から無心した金が無くなると、ユキは当然のように売春婦にまでなり下がっていった。そんなある日、ユキは客を装っていた刑事に、売春現行犯で逮捕された。だが、初犯のために間もなく釈放された。一方警察では、ユキが善平の死と関係があることを知って秘かに捜査を始めた・・・。

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