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新・いれずみ無残

1968(昭和43年)/5/31公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

高木彬光の原案から「いれずみ無残」の下飯坂菊馬と、加瀬高之が共同でシナリオを執筆し、前作と同じく関川秀雄が監督したいれずみ無残シリーズ第2作目。撮影も同じ小杉正雄が担当している。

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ストーリー

高級コールガールの秋子は、背中に赤い髪をふり乱した獅子の彫物を背負っていた。秋子は情夫の佃から仕事の連絡を受けていたが、一緒に暮らしている妹のかおるにも、ふと知り合った外科医の清水にも、自分の職業をひた隠しにしていた。彼女は間もなく、清水との逢瀬を重ねるようになっていった。もちろん佃は怒り狂い、秋子に私刑を加える有様だったが、しまいには佃は自分を捨てないでくれ、と哀願するのだった。一方かおるは、秋子に内緒でトルコ風呂で働き、不良仲間とつきあっていた。そんなかおるを叱る秋子に反抗して、かおるは佃と関係を結び、影安を訪ねて「八百屋お七」をその背に彫った。清水はそのころ、秋子との結婚を真剣に考えていたが、そんな彼に秋子は自分の彫物を見せたのだ。清水が秋子のマンションを訪ねた時、秋子は姿を消していた。秋子はまた佃のもとで稼いでいたのだ。清水は次第に荒んだ生活を送るようになった。ある日、清水は女を買った。現れたのは秋子だった。はじめて清水は秋子の正体を知った。清水のもとから逃げ出した秋子は、あるスナックに入ると、狂ったようにゴーゴーを踊り出した。やがて秋子は、アパートの一室で戯れるかおると佃の姿を見てがく然とした。それ以来、彼女は畑に会おうとはしなかった。それから数カ月後、秋子は彫安の家で清水に会った。清水は秋子が忘れられず、彼女と同じ影物を彫って貰っていたのだ。そんな清水の激しい愛に、秋子は応えた・・・。

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