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小さなスナック

1968(昭和43年)/9/15公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

桜井義久がシナリオを執筆し、斎藤耕一が監督した青春もの。撮影は竹村博が担当している。

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ストーリー

夏が終わり、初秋の小雨降るある夜、青山の小さなスナックに三橋昭と彼の仲間たちがたむろしていた。ここは、学生やグループ・サウンズや、カバーガール、レーサー、踊り子たちのたまり場だった。昭はスナックの片隅にレインコート姿の、可憐な美樹を目にとめた。彼女は何か人待ち顔だった。その夜は夏へのお別れパーティを開くことになっていたのだが、それに美樹も加わった。彼女に関心を持った昭は、パーティの後、美樹を家に送っていこうとしたが、何故か彼女は名前以外は何一つ教えようとしなかった。そんな美樹に、昭は次第に恋心を抱くようになっていった。二人は何度かデートするようになった。ある日、昭は不意に走り去った美樹の後を追って彼女の家をつきとめた。そこはミキ美容院となっていた。昭は美樹の年齢で美容院を経営していることに、不審の念を抱いた。その日から、美樹は昭の前に現われなくなった。そんな時、仲間の江島が富士サーキットで行なわれたグランプリ・レースに優勝した。祝賀会の後、美樹を忘れられない昭は霧雨の街を歩いた。ふと前を見ると美樹がいた。二人はその夜、初めて口づけを交したのだった。しかし、またも美樹は昭の前から姿を消したのだった。そして、間もなく昭が受けたのは、美樹の交通事故死の知らせだった・・・。

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