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三度笠だよ人生は

1970(昭和45年)/7/25公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

艶歌の水前寺清子を主演に、くり広げられる人情と笑い。星野哲郎の原案をのジェームス三木と野村芳太郎が脚本化、監督は野村芳太郎。新進吉田剛が演出を補佐。撮影は川又昂が担当している。

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ストーリー

清水港の松浦政子、通称清水の小政は、キップが良くて、喧嘩っ早く、港中の人気娘である。幼い頃、母に家出され父に死なれた政子は、父の友人大西良市に育てられ、中学を卒業と同時に、角造、千里夫婦の食堂で働いていた。彼女の夢は、海員学校に通う弟の誠を立派な船員にすることだった。そんなある日、政子とは兄妹の様に育った良市の一人息子、高雄が長い航海をおえて帰ってきた。政子の勇ましい歓迎ぶりは良市を苦笑させ、角造夫妻に見合いを計画させるもとになった。相手はたれ目で気弱そうな男、金助であった。当然のことながら、この見合い、政子の一喝で水泡に帰した。ある日、政子は誠に恋人ヒデ子がいることを知って、愕然となった。だが、真剣に訴える彼女の眼差しを見た時、政子も恋がしたくなった。それからというもの政子の仕草に女らしさが見られるようになった。一方、高雄は良市から政子との結婚話を持ち出され、自分もその気になりつつ、再度の航海に出た。そして、清水にも夏祭りがやってきた。その晩、良市から高雄の嫁にと言われた、政子は一日千秋の思いで、その帰りを待ち望んだ。ついにその日がやって来たが・・・。

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