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作品紹介

ザ・ドリフターズの極楽はどこだ!!

1974(昭和49年)/12/28公開     
配給:松竹 製作:松竹 / 渡辺プロ

「全員集合」シリーズに引きつづいて、ザ・ドリフターズ物の14作目。ドリフの5人を中心に捲き起こす騒動を描く人情喜劇。脚本は下飯坂菊馬、原作・監督は脚本も執筆している渡辺祐介、撮影は吉川憲一がそれぞれ担当している。

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スタッフ

原作:
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ストーリー

東京の下町。黒木長作は、15年前妻に先立たれ、一作と花子の二人の子供を男手ひとつで育ててきた。一作は表向き大学を目指して勉強中だが、今年で5浪目。本人にはその気も失せ、長作の目を盗んでは、サブたち仲間とバンドの練習にうつつをぬかしている。長作の会社は花輪製造卸販売会社。川上社長以下、唯一の大卒部長中山、平社員の丸田らでやっている小さな会社である。失敗ばかりやっている長作は、定年を間近かに控え、退職金を楽しみに頑張っていた。長作の夢は、その退職金で戦友の赤垣と、思い出のルバング島を訪れることだった。ある日、長作の家の下宿人で競輪の予想屋、熊沢の紹介で、長作は見合いをした。ところが相手というのは、五十歳になる予想紙売りのキン子。一目散に逃げだす長作。スナックのママ、久美は常日頃長作に心から同情していた。そんな時、長作は久美が金策に困っていることを知った。だが、それは久美が弟、透のたっての願いで、別れたヤクザな亭主の為の金策だとは長作は知らない。ポンと胸を叩いて引き受けた長作は退職金の前借りを社長に懇願した。ところが既に息子の一作が、バンド結成資金に借り出していたのだった。激しい怒りにふるえた長作は、ついに家を出て赤垣の家に転がり込むが、その赤垣はクリスマスの夜、急死してしまった。あまりにも幸せ薄い長作は、「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき……」という遺書を書いて死ぬ決心をした……。

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