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三億円をつかまえろ

1975(昭和50年)/4/12公開 92分    
配給:松竹 製作:松竹株式会社

生活の為に最後の仕事にとりかかる子連れ金庫破りと仲間が、近代機器を駆使した大金庫に挑戦する喜劇。脚本は菊島隆三、監督は前田陽一、撮影を丸山恵司がそれぞれ担当している。

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スタッフ

監督:
脚本:
音楽:
撮影:
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美術:
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ストーリー

金庫破りの名人と言われた横山は今では足を洗い、世帯を持って小さな学習塾を営んでいた。だが地味な暮しを志したものの女房に逃げられ、一人息子の正のミルク代にも欠くこのごろであった。そんなある日、昔の仲間で最近刑務所を出たばかりの野島が、子分の南波を連れて現われた。二人は、農協大金庫に納まっている三億円を狙おうと、横山の手を借りに来たのだ。横山はキッパリと断わったものの、三拝九拝する野島に負けてようやく腰を上げる決心をした。しかし条件として、最悪の事態を考え、正も連れていくことを二人に承知させた。当日、横山、野島、南波の他に、以前農協に勤めていた米田という土地成金の伜が加わった。彼は博奕に凝り、借金の返済に追われているのである。横山は入念な準備の後、金庫のダイヤルに手をかけた。息を殺して見守る四人をよそに、正はヨチヨチと室内を歩き、イタズラを始めた。とめようとすると泣き出すので、野島、南波、米田の三人はおしめを取り替えたり、ミルクを飲ませたり、正のお守りにかかりっきり。数時間が経ち、ついに金庫が開いた。中には一万円の札束がビッシリ。一同は急いで札束を分配し、引きあげようとした。その時、正はオシッコを始め、それが警報器の集光器にふれたために、非常ベルが鳴ってしまった!!

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