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マル秘トルコ風呂 

Secret Turkish Bath Club

1968(昭和43年)/8/27公開 86分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:15462 R18
配給:東映 製作:東映

躰を売ること以外に生活の途を知らない聖娼婦・卵子。その彼女のもつ不思議なセックスに狂わされていく男女たち。乱交パーティー、レズビアン、売春トルコ、不能症の男等々、刺激的な画面構成で描くセックス映画。

マル秘トルコ風呂 
(C)東映

ストーリー

東北の小さな温泉町。卵子は昼はパチンコ屋、夜は団体客相手の臨時芸者として働く19才。幼い時に母親が年下の男と駆け落ちしたため、源爺さんが卵子を我が子である小児麻痺の淳と姉弟同様に育てた。夜の仕事で客をベッドから天国へ直行させてしまったことから東京に出た卵子は、ひとまず就職したパチンコ屋で高利貸のナミと知り合い、マンションに招待される。男より女に欲情するナミは、卵子の虜になってしまった。ある日マンションで卵子を発見したナミの前夫の達は、情事を楽しんだことをきっかけに、乱交パーティーのホステスとして卵子と契約する。しかし、束縛を嫌い、自由な生活を望む卵子は、達と別れてマンションには戻らなかった。乱交パーティーの夜、混乱の中、ナミの秘書の高原が卵子を連れ出した。卵子はナミの用意した豪邸に監禁状態に。一方、達は卵子を取られた腹いせにナミの本職トルコ風呂での売春行為を密告。醜い欲望で固まった二人から、卵子の気持ちは遠のいていた。そこに現れたのは高原だった。高原が、卵子への愛と、不能症を告白すると、卵子は彼の機能をよみがえらせた。高原は、ナミの貯めた一億円を奪い取り、二人で卵子の故郷へ逃れた。卵子は、この金の全てを淳の病気にあてたいと思っていた。しかし、源爺さんから淳の死が告げられる。卵子にとって一億円はただの紙、高原も用のない男となった。立ち尽くす卵子の頬に、一条の泪が光っていた。

マル秘トルコ風呂 
(C)東映
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