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超高層のあけぼの 

1969(昭和44年)/5/14公開 160分 カラー シネマスコープ 映倫番号:15748 
配給:東映 製作:日本技術映画社

昭和43年4月、地震国日本に誕生した初の超高層ビル“霞が関ビル”の建設の歴史を背景に、建設に携わった学者、技術者、労働者たち、そして彼等の妻や子たちの苦闘の歴史を、感動のエピソードで綴る大スケール作品。

超高層のあけぼの 
(C)日本技術映画社

ストーリー

鹿島建設会長の鹿島は、日本の都市問題を解決するためには超高層ビル建設しかないと信じ、昭和38年2月、耐震構造の権威で東大工学部の古川教授を鹿島建設の副社長として迎え入れた。地震大国日本においては従来の建築方法は何一つ超高層ビル建築の参考にならず、古川は家庭を顧みず血のにじむような研究・実験を繰り返し、36階建、総工費180億円の超高層ビルの案を作りあげた。次に古川は関東大震災の2倍の強度にも耐えられるH型鋼を鉄骨に採用することを提案、公開実験の成功を経て昭和41年9月には鉄骨の組み立てが始まった。昭和42年正月、鉄骨は20階地上80mに達していた。1月には記録的な大雪に見舞われ、初めて工程に狂いが生じたが、遂に昭和43年4月18日、36階の霞ヶ関ビルは完成した。科学の力を賞賛する声が挙がったが、古川は「本当に素晴らしいのは人間だ」とつぶやくのだった。

超高層のあけぼの 
(C)日本技術映画社
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