1970(昭和45年)/1/20公開 89分 カラー シネマスコープ 映倫番号:16045
配給:東映 製作:東映
変貌するやくざ社会の中にあって、義理・人情・仁義の任侠精神を最高のものとして生きていく男たちと、金や勢力拡張にのみ狂奔する男たちとの対立を、赤線の灯が消えた頃の新宿を舞台に、激しい戦いの明け暮れと共に描く。
売春防止法が施行され赤線の灯が消えてから新宿竜崎一家の賭場はいつも閑散としていた。親分の竜崎は時代変化に対応しようと引退宣言をする。だが、竜崎の引退は表向きだけで外から組を操るためのものだった。人望のある五十嵐が二代目になるという予想に反し竜崎は鳴海を指名した。仁義や筋道に固執する五十嵐は竜崎にとって目障りな存在だったからだ…。