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任侠興亡史 組長と代貸

Rise And Fall of Yakuza

1970(昭和45年)/2/21公開 96分 カラー シネマスコープ 映倫番号:16235 
配給:東映 製作:東映

かつての組長の周辺に集まった数人の仲間たちが、悪を思いのままに勢力を拡張している大暴力集団に挑戦。仲間と共にその息の根を止めるという緊迫感に富んだ物語を、任侠ムードたっぷりに描く。

任侠興亡史 組長と代貸
(C)東映

ストーリー

昭和21年、元海軍士官風間哲を中心に結成された風間組は東京西部をその支配下に収めたが、昭和40年に解散を宣言した。その後、クラブ「アンカー」のマスターとして綾子と共に静かな生活を送っていた風間のところヘ、元幹部の清水が6年ぶりに仮釈となって網走から帰って来た。それを機に再びヤクザの世界に足を踏み入れた風間は、清水のために流星会のヤクを奪う計画を立てる。元幹部の北島と北島の兄弟分で元ボクサーの宮川、そして綾子が風間の計画に参加した。ヤクの捌きは、風間の兄弟分で横浜の浜中組代貸滝田が引き受けた。ヤクの横取りに成功した風間たち。ヤクは約2キロ、売価は2億円と決まった。流星会会長の山岸は、盗まれたヤクを取り戻すため全組織をあげて追及に乗り出した。組と風間の間で苫悩する滝田。風間は山岸興業ビルに単身乗り込み取引をもちかける。2億の現ナマと北島の身柄を、滝田一人に運ばせて指定の場所へ届けなければ、ヤクは流星会の悪事を記したメモと共に警察に渡してしまうと脅したのだった。だが、この取引は失敗に終り、裏切った滝田の胸に風間は弾丸を射ちこんだ。流星会の一斉射撃の前に、北島は倒れ清水も風間の腕の中で死んでいった。再度の取引を山岸にぶつける風間。でも、今は一切が虚しかった。現ナマの入ったバッグを山岸が風間に手渡したその瞬間、風間の右手にキラリと光ったドスが音もなく山岸の腹にめりこんでいった…。

任侠興亡史 組長と代貸
(C)東映
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