1971(昭和46年)/4/28公開 97分 カラー シネマスコープ 映倫番号:16756
配給:東映 製作:東映
明治中期の金沢を舞台に、男の意地と無情のドスがさびしく散らした恋の花を、美しくも哀しく、高倉健ならではの任侠アクションの世界に謳いあげる本格的仁侠映画。
博多出身の車夫・松吉はかつて“鉄砲松”と呼ばれ、手におえない暴れん坊であったが、金沢へ来た折りに助けてくれた芸者・小芳を身請けするため、金沢の北陸逓送で懸命に働いていた。第二回衆議院総選挙の際、代議士・青山を応援した北陸逓送は、敵対する救国社に迫害され、また応援を政府に知られ御用を解除され倒産に追い込まれる。松吉は救国社に殴り込み、かつては厚い絆で結ばれた御家政と対決する。
「日本侠客伝」シリーズ(11)