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木枯し紋次郎

Withered Tree

1972(昭和47年)/6/21公開 91分 カラー シネマスコープ 映倫番号:17200 
配給:東映 製作:東映

木枯し紋次郎―。上州新田郡三日月村の貧農の家に生まれる。十才で故郷を出奔。その後一家は離散したと伝えられ、天涯孤独の紋次郎がどういう経緯で無宿渡世に入ったかは定かではない…。口にくわえた長楊枝に「あっしには関わりのねえことでござんす」のセリフ。ニヒルさ、冷たさが人気を博したキャラクターを菅原文太が好演。大掛かりなロケーションとセットが見応えのある超大作。

木枯し紋次郎
(C)東映

ストーリー

甲州切石の忠兵衛一家に草鞋を脱いだ紋次郎は、その夜、同じ客人の日野の左文治と共に岩五郎一家との喧嘩に狩り出された。だが、浪人衆を抱える岩五郎一家相手に忠兵衛一家は壊滅状態となり、紋次郎と左文治だけが辛くも逃げ延びることができた。左文治は武州日野宿の家に紋次郎を誘う。それから程なく紋次郎は、十手預りの井筒屋仙松を殺した罪で捕らえられ、三宅島へ流された。島の生活は余りに苦しく、余りに悲惨であった。西に傾く真っ赤な夕陽を見るたび、日野のお夕の面影が紋次郎の眼前に浮かぶ。紋次郎はお夕に、とうの昔に忘れていた人と人とのふれあいを感じていた。そして、あの事件が起こったのだ。左文治は、お夕を手ごめにしようとした井筒屋仙松を斬ったことを紋次郎に告げた。病床の母を残し刑に服すことを嘆く左文治を見て紋次郎は身替りとなったのだったが...。

木枯し紋次郎
(C)東映
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