1972(昭和47年)/9/14公開 90分 カラー シネマスコープ 映倫番号:17332
配給:東映 製作:東映
縞の合羽に三度笠、口の楊枝がヒュンと鳴る。これぞ極め付けと絶賛好評を博した菅原文太の木枯し紋次郎シリーズ第2弾。第一作の紋次郎誕生篇の後をうけたこの作品では、いよいよ歳月で磨きをかけ颯爽とした姿を披露する。紋次郎役に菅原文太、紋次郎にからむ重要な人物に市原悦子、田中邦衛という芸達者が出演しているのも作品に幅と厚味を持たせている。
日光裏街道玉村宿にやってきた紋次郎。彼はそこで姉・お光と再会する。過去を捨てたはずの紋次郎だったが、赤子の彼を間引きから救ってくれた姉のことだけはいつも心に留めていた。しかし、いまではお光は女郎に身をおとし、苦境から逃がれるために紋次郎を裏切るような女になっていたのだった…。
「木枯し紋次郎」シリーズ(2)