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三池監獄 兇悪犯

The Hard Core Criminal

1973(昭和48年)/5/12公開 90分 カラー シネマスコープ 映倫番号:17502 
配給:東映 製作:東映

全身に無数の凄まじい刀傷。性格凶暴この上ない凶悪殺人犯。鶴田浩二が従来の二枚目役とは180度転換、悪に対する男の悪の魅力を謳いあげる反体制暴力映画。

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ストーリー

明治36年、北海常こと友時常次は、20人の仲間と共に釧路集治監から三池集治監に移された。そこでは囚人たちからは生きては帰れぬ地獄と恐れられ脱獄を企てるものが後を絶たなかったが、二重三重の鉄壁の警備にはばまれ未だ成功したものはいなかった。養父殺害をはじめ傷害殺人28回、監獄暴動煽動、脱獄など兇悪な囚人の中でも特に兇暴な北海常が三池集治監に移されたのは、ここ三池で止むに止まれぬ事情があったからであった。日露戦争の危機が迫るにしたがって、石炭増産の必要に追われる政府は採炭量の増加を指令していた。三池監獄典獄の伊集院と看守長の河津は、囚人で第七監房班長の郡司と第ハ監房班長の石堂を呼び囚人一人あたりの割当増加を命じた。だが、郡司も石堂もこれに反対、暴動になるといって訴えた。囚人たちに人望の厚い彼等二人をおろすことは治安上得策でないと考えた伊集院は、北海常を彼等の中に投げこんで、予想される牢名主争いを上手く利用しようとするのだが…。

三池監獄 兇悪犯
(C)東映
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