1973(昭和48年)/8/11公開 73分 カラー シネマスコープ 映倫番号:17716
配給:東映 製作:東映
八代亜紀のヒット曲「なみだ恋」を東映18番、夜の歌謡シリーズとして映画化。シリーズ通算10作目。 金とセックスのうごめく夜の盛り場で、すべてをドライに割り切るクラブやスナックのホステスの中で誰一人純心さを守ろうとするウェットな女・三枝子を中島ゆたかが演じている。夜の女のさだめと知りつつも、他の男から踏みにじられた悔しさや悲しさを熱い涙で綴る。
三枝子の母は売春斡旋スナックを経営していた。ある夜、三枝子がスナックに出勤する途中、突然若い男に走りよられバッグに拳銃をねじ込まれたうえ、むりやり病院に付き添わされた。その男は暴力団組員・五郎で同じ組の幹部を刺して逆に撃たれたのだ。成り行きから五郎を見舞ううちに三枝子は五郎に好意を寄せるようになった。ところが、三枝子はスナックのマネージャーに犯されてしまう。処女だった三枝子は母を恨み、五郎に詫びながら夜をさまよう。
「夜の歌謡」シリーズ(8)