1974(昭和49年)/6/11公開 90分 カラー シネマスコープ 映倫番号:17991
配給:東映 製作:東映
現代暴力組織からはみ出した命知らずの組長三匹が、全国制覇の野望に燃えて、日本ヤクザ軍団に殴り込む大アクション巨篇!関西の組長に安藤昇が扮し、血を分けた兄弟に小林旭、渡瀬恒彦、その他、藤浩子、志村喬、渡辺文雄らの豪華キャスト。中島貞夫監督が描く、やくざ映画の異色作。
日本海に臨む舞鶴市のはずれにある漁師町にふらりと現れた男・片岡直人は、腹違いの弟・松井拓に会った際に刑務所からつけ狙っていた男に襲われるが、拓の機転で男を倒し日本海に葬り去った。東京に戻った直人には、大成会幹部・片岡組組長としての難問が待っていた。東京進出を狙う関西の三友会が大幹部・栗原友雄を送り込み、三友会と一触即発の険悪な空気が流れていたのだ。そんな時、直人のもとへ舞鶴の拓がひょっこり転がり込んできた。腹違いとはいえ、血を分けた兄と弟、組員たちも組長の弟として丁重にもてなすが、奔放で気まぐれな拓は直人とは全く逆の性格をもっていた。女ぐせの悪い拓は、直人が身柄を預かる扇沢代議士の女・亮子に手を出して片岡組の組員たちに袋叩きにされてしまう。この一件で直人と仲違いをした拓は、直人の心配をよそにチンピラを配下にすると町の愚連隊として根を張っていった。