1975(昭和50年)/3/1公開 78分 カラー シネマスコープ 映倫番号:18281
配給:東映 製作:東映
梶原一騎の同名劇画の映画化。大人や社会悪に対峙し、いさぎよく主張し行動するマキに、本格アクション女優志穂美悦子が扮する青春アクション爆発篇。
野良猫グループを率いる日向真樹、通称13階段のマキは、空手を武器に新宿界隈を制していた。ある日、暴力団大門組と衝突。元空手チャンピオンの江藤徹也と出会うが、多勢に無勢の卑怯な大門組のやり口を嫌った江藤はその場を見逃した。翌日、ポンコツ車を走らす野良猫グループの前を、高級スポーツカーが邪魔に入る。それは二階堂観光の社長令嬢・悠子だった。相手を知って金銭で解決しようとする悠子の態度に怒ったマキは、悪徳企業・二階堂観光への怒りと挑戦を含んで、悠子に制裁を加える。悠子は大門組に命じてマキに復讐を企て、マキを少年院送りにさせた。勢いづく大門は、二階堂に共同経営と悠子との結婚を強いる。そして、悠子はこのとき初めて、父が非情な手段で稼いでいた事実を知ってしまう。大門に批判的な江藤にすがる悠子だが、大門に見つかり犯されてしまい、江藤も組を裏切ったとして私刑を受ける。悠子は少年院のマキを訪れ、事の経緯を告げた。マキが脱獄してシャバに戻ると、仲間が野良猫の面影もなく、男たちの道具にされているのを目の当たりにしてしまう。大門と悠子の結婚式の日、ついにマキのヌンチャクが炸裂。江藤もマキに従うが、途中で力尽き息絶えてしまった。大門を追い詰めるマキのヌンチャク。そして、ウエディングドレスを着飾った悠子の手には大門への復讐を秘めた短刀が握られていた…。