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犬神の悪霊

Curse

1977(昭和52年)/6/18公開 103分 カラー シネマスコープ 映倫番号:19000 
配給:東映 製作:東映

憑きもの、その神秘と恐怖の世界に光をあて、現代の息吹きを吹き込んだ本格オカルト映画。「女囚701号・さそり」でヒットを放ち、デビューした伊藤俊也監督が4年間の沈黙を破り、自ら脚色し、メガホンをとる話題作。大神憑き、それは日本の伝説のなかでも最も大きな分野で、孤憑きはその変種といわれる。憑きものとか霊は、科学万能の現代でも未だに未知の分野が多い。 東京の技師と、ある山村の乙女との結婚から始まるこの物語は、異常な怖るべき事件と怪奇な現象が息もつかせず起こり、ついには11才の少女に、身の毛のよだつ恐怖現象が起こる…。

犬神の悪霊
(C)東映

ストーリー

ウラン技師の加納竜次は、同僚の西岡、安井とともにウラン鉱探査のために久賀村へとやってきた。三人は山あいで、二人の乙女が湯浴みをしているのをみたが、しばらくして小さな祠をひっかけ、壊してしまう。すると突然、男の子が連れていた犬が吠えかかり、よけそこなった車輪が犬を巻き込んでしまった。
1年後、加納は湯浴みをしていた乙女の一人麗子と結婚した。彼女の実家、剣持家は、久賀村の旧家で頭首の剛造を頭に妻の佐和、次女で11才になる磨子という家族構成である。もうひとりの乙女、垂水かおりは父の隆作、母の君代、そして弟の勇と暮らしていたが、昔から犬神統と呼ばれる一家であった。披露宴の最中、西岡が突然犬のように唸り始め、奇怪な動作をしだした。それが不吉な事件が次々と起こる前兆だった…。

犬神の悪霊
(C)東映
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