1976(昭和51年)/12/25公開 86分 カラー シネマスコープ 映倫番号:18956
配給:東映 製作:東映
好評を得た川谷拓三の主演第2作。河内男の心意気を前作以上の盛り沢山な内容で描いたシリーズ第2弾。田中邦衛がバクチの先生で出演するなど型破りな河内アクションを展開。
大阪へと出かせぎに行き、フトコロも少しはあったかくなった河内への帰り道、徳松はバクチの大天才とめぐり会う。意気揚々として河内へ帰ったが一大事件が勃発中。徳松達の長屋の大家・忠三郎が、暴力団・難波組とのバクチに長屋の権利書を持ち出していた。徳松達は再び先生の霊感をたよって窮地を切り抜けたが、難波組は次々と悪どい手口でのっとりをたくらんできた。一方、バクチの大天才である先生は公金横領犯として指名手配中の人物であった。アルサロのホステス陽子とひょんな事から知り合った徳松は、彼女が先生の一目惚れの相手であることを知って再会をお膳立てするが、陽子に振られてしまった先生は出直しを決意して旅へ出発。難波組から鬼頭という人物が派遣され、長屋は再び危機を迎える。鬼頭は土地を持つ仙吉の権利書を狙った。仙吉の権利書を持って一か八かの勝負を賭ける徳松は、単身向かった横浜で先生と再会し、救いの神とばかりに連れ立って大東組の盆ゴザへと行くが、先生には以前の博才はなくなっていた。だがその時、偶然にも先生を追いかけて横浜へ来ていた陽子の姿を目に留めた先生の直感力が冴え渡り、残り二番の勝負に勝った。長屋の権利書を取りもどした徳松。よりをもどした先生と陽子。そして徳松たちは晴れて、河内松原へと帰って行くのだった。