1978(昭和53年)/10/28公開 159分 カラー シネマスコープ 映倫番号:19521
配給:東映 製作:東映
「柳生一族の陰謀」に次ぐ深作欣二監督と萬屋錦之介のコンビによる超大作。従来の仇討ち美談″調とは趣きを変え、赤穂城断絶に始まる壮大な戦いのロマンに焦点を絞り、斬新そのものの時代ドラマとして仕上がっている。
元禄十四年三月十四日、太平の世を揺るがして突如起こった赤穂事件!幕府への反逆六百三十日を彩る戦いの人々!圧倒的な権勢を誇った五代将軍綱吉が取り潰した大名は四十八家、三万余人の武士が生活を失ったが、誰ひとりとして反抗する者がいなかった元禄時代。だが元禄十四年三月十四日、播州赤穂藩主・浅野内匠頭長矩が、殿中にて吉良上野介に刃傷を働き、その日のうちに切腹を命じられた「松之廊下」事件を発端に、吉良お咎めなしの片手落ち処分に憤慨した浅野の家臣・大石内蔵助以下四十七士が、幕府に対して初めて反逆。翌年十二月十四日吉良邸へ討ち入り、上野介の首を打ち落として本懐を遂げた。