1980(昭和55年)/11/15公開 91分 カラー ビスタ 映倫番号:110208
配給:東映 製作:東映
元死刑囚K・Oの手記を完全映画化!帝銀事件や三鷹事件の容疑者など実在人物を配し、その生への執着、囚人同士の奇妙な友情、死への恐怖をナマナマしく再現した超異色大作!
昭和29年、防衛庁から6500万円の公金を強奪した大沢謙一は、逮捕後に2年前に犯した殺人事件への関与がばれて死刑囚として投獄される。大沢が入れられたのは、西東京拘置所の房番号42(シニ)番。死刑の恐怖に怯えながら日々を過ごす大沢と同じ北一舎棟三階の房には、三鷹事件の竹内景助、帝銀事件の平沢貞通、メッカ殺人事件の正田昭など戦後犯罪史を象徴する死刑囚たちがいた。法律闘争を仕掛けて上告を続ける大沢は、遂に最高裁で無期懲役への減刑を勝ち取る。16年後、大沢は出所を許されたが、拘置されてから既に25年の歳月が過ぎていた…。