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ダンプ渡り鳥

The Dump Truck Rascal

1981(昭和56年)/4/28公開 125分 カラー ビスタ 映倫番号:110364 
配給:東映 製作:東映

北海道を舞台に豪壮快活な〈ダンプ・ドライバー〉たちの世界をダイナミックに描く男性感動巨篇。

ダンプ渡り鳥
(C)東映

ストーリー

隆は14tトレーラーを駆使する生粋のダンプ野郎だ。隆の仲間にウェスタンという変り者がいるが、彼は真っ黒の16tダンプを操る政に追われていた。2年前に北海道で女房の雪子と一緒になった頃に死傷事故を起こし、賠償金が払えずに蒸発してきたのだ。しかしウェスタンは、自らの事故であっけなく死んでしまう。隆はウェスタンの遺骨を抱いて、一路北海道へ向け驀進した。雪子は積丹で小料理屋を営んでいたが地元の船主から、補償金をきびしく取り立てられていた。夫ウェスタンが轢き殺したのはこの船主の息子だったのだ。雪子の力になろうと、北海道に残って仕事を姶めた隆。いつしか二人の間に静かな共感が芽ばえ始める。ある日、雪子の店に政が現われ隆に出ていくよう追った。対峙する隆と政。翌日、除雪車で作業中の隆に、政が真っ正面からケンカを挑んできた。雪の海岸で凄まじい殴り合いをくりひろげる隆と政。二人の肉弾が激突し、やがて双方が力尽きてうずくまった。いつしか二人の男の間に友情が生まれていた。「お前になら、雪子をやるよ…」政はポッツリと呟いた。次の日、西川染太郎一座が数台のトラックで岩内に向った直後、ひどい猛吹雪に遭遇した。車がスリップして、トラックは断崖すれすれ、絶体絶命だった…。

ダンプ渡り鳥
(C)東映
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