1983(昭和58年)/3/13公開 61分 カラー 映倫番号:110810
配給:東映 製作:東映アニメーション
2500年もの前にギリシャで作られたイソップ物語の中から、名作中の名作とも言える有名な8つの話を選んだアニメーション映画。イソップ少年と花の妖精ピッチが旅をしていく中で、『ウサギとカメ』『アリとキリギリス』『北風と太陽』などのいろいろなエピソードに巡り合い成長していきます。
1983年春「東映まんがまつり」公開作品
「狼が出たぞ!」と村をふれまわり人々を慌てさせて、面白がっていたイソップ。ある日、本当に狼が出て、命からがら村へ逃げ込み、助けを求めるものの、誰もイソップを信じて助けようとしてはくれません。必死になって逃げる内に、深い穴の中に落ちてしまいます。イソップが落ちた穴は動物の国へとつながる穴でした。そこは動物たちが人間の言葉をしゃべる不思議な国だったのです。そこでイソップは、ねずみのチューチューと迷子の花の精ピッチと友だちになり、家を探す遠い旅に一緒に出掛けることとなりました。その旅で出逢うウサギとカメやロバのバーロー、アリとキリギリス、冬の神と春の女神、北風と太陽と四季を通じての旅を経て、遂にイソップたちは、花咲き乱れる春の里へと戻ることができたのでした。
「世界名作童話」シリーズ(7)