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白蛇抄

White Snake Enchantment

1983(昭和58年)/11/12公開 118分 カラー ビスタ 映倫番号:111186 
配給:東映 製作:東映

白蛇の化身のごとく艶やかな裸体が、ゆらめくように波打つ──。水上勉の名作を俊英・伊藤俊也が鮮やかに映像化した文芸エロティシズム・ロマン。男たちの欲望のままに翻弄される哀しい過去を持つ女に小柳ルミ子が扮し官能的な肢体を披露。日本アカデミー賞最優秀女優賞に輝いた。

白蛇抄
(C)東映

ストーリー

若狭の山寺・華蔵寺の住職・懐海のもとに後妻として暮らすうたは、哀しい過去を秘めた女だった。愛した男との間に出来た子が生まれてたった三日で亡くなってしまい、絶望したうたが思い余って寺近くの心中滝に身を投げたのが二年前。その時、懐海に命を救われたうたは、そのまま寺に住みつくようになった。寺には懐海の一人息子・昌夫がいる。昌夫は夜な夜な繰り返される父と義母との愛の痴態を覗き見るうちに、うたへの激しい恋慕を覚えるようになる。一方、うたの過去を執拗に追う中年刑事・村井も、うたの色香と熟した肉体に惹かれ、激しく求めて来るのだった。そんな折、寺に住み込みとして清純な少女・まつのがやって来た。5人の男女の愛欲と肉欲の相克を巡り、息を呑むような濃密なエロティシズムの世界が繰り広げられる。

白蛇抄
(C)東映

受賞歴

第7回日本アカデミー賞(最優秀主演女優賞)

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