1983(昭和58年)/4/8公開 84分 カラー ビスタ 映倫番号:111039
配給:東映 製作:東映
官能の歓びにうち震えながら、次々と男たちに恐るべき罠を仕掛けていく謎の女。ハリウッド映画を彷彿とさせるショッキングなプロットの中に、その豊満な肉体とむせ返るような色香で“熟女”ブームを先駆けた五月みどりが大胆不敵な悪の魅力を熱演。
台風一過の海岸に男と女が打ち上げられた。死んだ男・伊吹は5000万円の横領犯。女は美容師の藤村真沙子。間もなく使途不明の3000万円の行方を追う刑事・小林と伊吹の妹・かおるが真沙子を訪ねてきた。それから1年が過ぎ、真沙子は独立して美容院を開店、かおるも見習いとして働いていた。ある日、堂島というパトロンを抱える真沙子の前に生命保険会社課長・島崎が現れる。企みを胸に島崎と深い関係に入っていく真沙子。島崎は妖艶な真沙子の色香の虜となっていく。やがて、堂島の生命保険の契約手続きに島崎が訪れた。一方、奔放な真沙子の男関係に刺激されたかおるは堂島に接近。堂島も真沙子とは一味違う若い肉体に溺れていく。そして勃発した猟銃暴発による堂島の事故死。あまりにも不審な死に、駆けつけた小林刑事の鋭い目線が真沙子に注がれた…。事故か他殺か、驚くべき悪女の肖像が浮かびあがる。