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北の蛍

Fireflies in The North

1984(昭和59年)/9/1公開 124分 カラー ビスタ 映倫番号:111361 
配給:東映 製作:東映 / 俳優座映画放送

時代は激動、明治の夜明け。北海道開拓の先兵として強制労働に駆りたてられる集団、全国の凶悪犯を一同に収容する集治監(刑務所)を舞台に、鬼典獄と恐れられた刑務所長と、囚人を追って京都から逃げのびてきた芸者を軸に壮絶な愛憎劇が繰り広げられる。

北の蛍
(C)東映

ストーリー

明治16年―北海道は開拓の途上にあった。開拓道路建設のための労働力は、全国から集められた囚人によりまかなわれ、石狩平野に設けられた樺戸集治監(刑務所)では、月潟剛史が、典獄(刑務所長)として君臨していた。月潟の前に、女・ゆうが現われたのは、初冬の頃だった。ゆうの妖しいまでの美しさに魅せられ、月潟はその体をむさぼった。一方、元津軽藩士で政府に激しく抵抗する男鹿は、接見したゆうに月潟殺しを命じる。肉体を投げ出してまでその赦免を手に入れようとしたゆうを罵倒する男鹿にゆうの心は乾いていった。それから数日後、月潟は刺客に襲われた。月潟の出世を阻む一味の仕業で、その中に看守・永倉新八の姿があった。激闘数刻、命はとりとめたが、重傷を負った月潟を献身的に看護するゆう。男鹿を助けるためにだけ体を与えたゆうだったが、いつしか荒くれの月潟に惹かれ始めていた…。

北の蛍
(C)東映

受賞歴

第8回日本アカデミー賞(最優秀美術賞)

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