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化身

1986(昭和61年)/10/10公開 105分 カラー ビスタ 映倫番号:112106 R15+
配給:東映 製作:東映

男と女の願望と悲哀、そして求めるモノへの本音をぶちまけて、大胆な「愛のかたち」を描いた作品。映画初出演で大胆なベットシーンに挑んだ黒木瞳と豊かな知性と艶やかな女の魅力の阿木燿子が藤竜也と見せる艶技は、良質なエロチシズム・シーンとして話題を呼んだ。東陽一監督が初の渡辺文学に取り組んだ新しいタイプの恋愛映画であり、大人の甘い香りとエロスの世界を耽美的に描いた文芸ロマン大作である。

化身
(C)東映

ストーリー

バー「魔呑」のホステス・霧子は派手な女性の多い夜の銀座ではちょっと珍しい女だった。秋葉は、このアカ抜けない霧子の内の素朴さに引かれ、自分のものにしたいという欲求を抑えることが出来なかった。髪型とファッションを変え見事に変身した霧子。秋葉は手をかけらば更に美しく磨かれていく霧子にのめり込んでいった。華麗に変身を遂げた霧子は「魔呑」でも売れっ子となり、嫉妬にかられた秋葉の独占欲は次第に募っていく。秋葉は「魔呑」を辞めた霧子にマンションを買い与え、長年の夢という洋服のリサイクル店の事業資金も都合した。やがて霧子は、秋葉と史子の関係を知る。秋葉が結婚して一年ほど経った頃に始まった史子とは大人の男と女の関係を楽しむ仲だった。知的な外見と異なり意外な乱れ方をする史子に魅力を感じていた秋葉だったが、霧子と付き合うようになり疎遠になっていた。史子のような魅力的な女性でも秋葉を繋ぎ止めてはおけない。霧子は自分のところに移って来た愛がやがて消え去ってしまうことを感じていた。秋葉の愛が史子から霧子へ移って来たように…。

化身
(C)東映
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