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悲しきヒットマン

Lonely Hitman

1989(平成元年)/9/9公開 114分 カラー ビスタ 映倫番号:112981 
配給:東映 製作:東映

全国にその名を知られた最大組織・山口組。長年に亘って、その山口組に関わってきた元顧問弁護士・山之内幸夫が、その唯一無二の立場から見つめつづけてきたヤクザ社会とそこに生きる人間たちの実相を鮮烈に捉え描き切った原作を完璧なまでに映画化。事実の強みと重みが圧倒的な効果を発揮する感動の衝撃篇である。主人公のヒットマンに三浦友和、その妻に萬田久子が扮する。

悲しきヒットマン
(C)東映

ストーリー

昭和54年、神戸。高木は三宮のバーでチンピラと喧嘩しているところを、日本最大組織として知られる松岡組系新井組の若頭補佐・山川に出会い舎弟となった。メキメキと頭角を表わしていった高木だったが、兄弟分の山川が組の金を使い込んだ一件で、木下、吉田にリンチを浴び、ケジメをつけた。そんな高木の根性を買う吉田は、高木の身柄を預かることにした。吉田組を旗揚げした吉田の下で高木は若頭に取立てられ、河合という舎弟も出来た。ある日、高木はかって山川の舎弟だった頃に知り合った良子と再会。彼女も極道の妻だったが、夫を亡くして一人で息子を育てていた。良子には松岡組系畑中組の小池がちょっかいを出していたが、ロシアン・ルーレットの勝負で高木が勝ち、彼女を自分のものにする。やがて二人は結婚し、良子は高木の子を産んだ。しかし、束の間の幸せも抗争によって引き裂かれていく…。

悲しきヒットマン
(C)東映
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