1991(平成3年)/10/10公開 94分 カラー ビスタ 映倫番号:113612
配給:東映 製作:Gカンパニー / 東亜興行
脚本は「花いちもんめ」「社葬」などの松田寛夫のノンフィクション・オリジナル脚本。実話を徹底取材して書き上げた。
1986年に京都府下で起きた現実の事件をモデルとし、現代女性の“挑戦する愛”“戦う愛”を視点に描いた映画である。
母と激しい口論の末故郷を飛び出した妙子は、高校時代の先輩・由美を頼り上京した。由美の勤める設計事務所でインテリアデザイナーの康夫と知り合った妙子は、康夫が由美の婚約者である事を知りながらも愛情を抑える事が出来なかった。妙子の一途な想いは日を追って激しくなり、妙子は康夫に怪電話をかけ続ける。しかしそれを康夫の同僚・山口に目撃されてしまった妙子は、翌日から姿を消してしまった…。
そして3年―、由美と幸福な家庭を築いた康夫の前に再び妙子が現れた。以前より数段美しくなった妙子の愛欲の罠にはまっていく康夫だが、心中には由美に対するうしろめたさがあった。
日に日に異常になっていく妙子は、ついに康夫の家庭へと入り込み、由美に自分と康夫との関係を話すのだが…。