1994(平成6年)/1/15公開 105分 カラー ビスタ 映倫番号:114122
配給:東映 製作:東映
「どこまで怒らす気いや。」愛する男を失った時、その妻たちの“血の証”は…。
知られざる極道の世界に生きる女たちを描いてきた「極道の妻たち」。シリーズ第7作目にして、史上最大の危機を迎えた「志麻」姐さんの怒りがついに爆発する!降旗康男監督が“極妻”ファンに贈った記念碑的作品。
関西・ミナミに拠点を置く御蔵組は、小さいながらも深い絆で結ばれていた。病床の夫に代わり組織を取りまとめ、組員からもその妻たちからも慕われていた村木芙由は、折からの土地開発に便乗し、その利権でこの組織を他組織の脅威にも揺るがないほどの磐石なものにしようとしていた。
だが、そこに御蔵組の強大化を阻止すべく巨大組織・侠和会が動き出した。一触即発の不穏な空気の中、今ここで抗争に発展してはと、芙由は若頭の新谷に厳命し組員たちの暴走を必死に止めていた。ところが思いもかけぬ惨事に見舞われる。夫がヘリから狙撃され死んだのだ。自身も重傷を負うものの芙由は、戦争を回避するため侠和会会長へ3000万の慰謝料を手に直接詫びに向かう。和解は成立したが、侠和会はあなどれぬ芙由の存在を知った。その後、芙由が入院している病院に刺客が潜入したとの情報が入る…。
「極道の妻たち」シリーズ(10)