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きけ、わだつみの声

Last Friends

1995(平成7年)/6/3公開 130分 カラー ビスタ 映倫番号:114369 
配給:東映 製作:東映 / バンダイビジュアル

太平洋戦争下の若者たちを今の視点で捉えるべく、1950年に公開された「きけ、わだつみの声」をリメイク、戦場の真っ只中の青春群像とその友情を真摯に描く。
出演は〔フィリピン戦線〕に織田裕二、風間トオル、的場浩司、鶴田真由らを中心とする個性溢れる演技陣、〔本土・沖縄戦線〕には、緒形直人、仲村トオルに加えベテラン俳優陣が脇を固めている。監督は出目昌伸。

戦後50年記念作品

きけ、わだつみの声
(C)東映・バンダイビジュアル1995

ストーリー

1995年、真夏のラグビー場で仲間たちとスクラムを組んでいた鶴谷は、ボールを追って相手にタックル、激突した…。そこまでは記憶があるが、気が付いてみると周囲の様相が一変していた。雨に煙る神宮外苑、ずぶ濡れになって行進する学生の大集団。鶴谷もその中の一人であった。彼は周囲の学生に「どうなっているのか」と問いかけた。「戦争だ」と応えた彼ら、勝村、相原、芥川はそれぞれ明大、早大、東大のラガーたちだった。「生きて再び此処でラグビーをやりたい…」その言葉が鶴谷に強烈な衝撃を与えた。彼はまさに、1943年10月21日、50数年前に挙行された学徒出陣大壮行会の真っ只中に身を置いていたのだ。
鶴谷は「何故、兵役を拒否しないのか」「何故、戦争に反対しないのか」と問いかけるが、誰もがそれを一笑に付した。彼はこの理不尽な命令に従うことが出来ず、逃亡者の道を選ぶのだが…。

きけ、わだつみの声
(C)東映・バンダイビジュアル1995
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