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金田一少年の事件簿

Young Kindaichi's Case Book 1

1996(平成8年)/12/14公開 94分 カラー ビスタ 映倫番号:114864 
配給:東映 製作:「金田一少年の事件簿」製作委員会

コミックス1~20巻の売上が4,500万部を突破した週刊少年マガジン連載の人気コミックを劇場用アニメーションとして映画化。
おっちょこちょいで落ちこぼれの高校生・金田一一(はじめ)は、実は名探偵・金田一耕助の孫にしてIQ180の頭脳を持つ天才少年。幼馴染の同級生・七瀬美雪を名パートナーに次々と難事件を解決してきた一は、絶海の孤島のホテル「オペラ座館」で発生する連続殺人に挑むのだが・・・。

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金田一少年の事件簿
(C)1996 天樹征丸・金成陽三郎・さとうふみや/「金田一少年の事件簿」製作委員会

ストーリー

ハジメと美雪はホテル・オペラ座館のオーナー、黒沢の誘いでふたたび歌島へとむかった。著名な演出家でありながら引退していた黒沢が、ひさびさに舞台を手がけるのだという。ホテルの劇場で上演される復帰作は、黒沢の得意とする「オペラ座の怪人」。途中、同じく招待された剣持警部と一緒になったハジメたちは、ついに歌島に到着する…!
オペラ座館に着き、さっそく舞台の稽古の見学に向かうハジメと美雪。だが2日後の上演を前に、役者たちの間には険悪な空気が漂っていた。その日、夕食のために一同が食堂に集まるとカルロッタ役の聖子だけが姿を現さない。しかも聖子の席には「カルロッタは舞台で死んだ」と書かれた不気味な予告状が!ハジメたちは急いで劇場に駆けつけるが、舞台の上には何も無かった。聖子の悪戯だという能条の一言でその場はすまされるが…。
食事もすみ、カードをしてくつろぐハジメたち。その時、劇場から大きな音が響いた。それが舞台のシャンデリアが落下した音だと気づいたハジメは、急いで劇場へと向かう。黒沢の鍵で劇場の扉を開け中に入ってみると、舞台の上にはシャンデリアに押しつぶされた聖子の無残な死体が…。あの予告状が現実になったのだ!!犯人は誰なのか、疑心暗鬼が渦巻くなか、クルーザーと電話が壊され、全員が島に閉じ込められたことが判明する。
その夜、ふたたび劇場を調べたハジメは、蚊取り線香を使ったシャンデリア落下のトリックを発見!島で蚊取り線香を使っているのは画家の間久部だけだが、それを買ってきたのは緑川だという。剣持警部はさっそく緑川に、明日、事情聴取することを告げる。
翌朝、美雪の部屋から悲鳴が上がった!駆けつけたハジメが見たものは、床にぼう然とうずくまる美雪と、血の混じったシャワーで真っ赤に染まった浴槽だった!
給水槽が原因だと気づいたハジメたちがその中を調べてみると、緑川の死体が発見された!それはまさに、緑川が演じるフィリップの殺され方と同じだった。「オペラ座の怪人」をなぞるかのように起きる殺人事件。ハジメはその事実に疑問をおぼえながらも、舞台ではほかに誰が犠牲になるかを美雪にたずねた。答えは、ジョセフ・ビュケ。能条が演じる役だ。それを聞いたハジメは、急いで能条の部屋へと向かうが…。
ハジメたちが能条の部屋に着く直前、ガラスの割れる音がして、ケガをした能条が飛び出してきた!急いで部屋に入ったハジメは破られた窓の外で滝沢のサイフを発見。ファントムは滝沢だったのか?さらに滝沢の部屋には、犯行をつづったワープロの文章が!そして滝沢は離れの物置小屋で、首に紐を巻きつけた死体となって発見されたのだった。その後、剣持警部はすべては滝沢の犯行だったと発表するが…。
剣持警部の発表に納得できないハジメは、現場の不自然さから滝沢が別の場所で殺されたことを推理。そしてハジメは滝沢の指の爪にはさまっていた絵の具に注目し、滝沢が劇場内の美歌の絵の前で殺されたことを発見する。だが、それをハジメが美雪とともに確かめている時、誰かがふたりを劇場に閉じ込め火を放った!剣持たちによって危機を救われたハジメは、炎上する劇場を見ながら、ついに事件の真相をつかんだようだが…。

金田一少年の事件簿
(C)1996 天樹征丸・金成陽三郎・さとうふみや/「金田一少年の事件簿」製作委員会
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