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かくて忍術映画は終りぬ 

1948(昭和23年)/5/18公開 87分 モノクロ スタンダード 映倫番号:A374 
配給:大映 製作:東横映画

東横映画製作第7作。

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ストーリー

明治四十二年。京都の実業家・荒木吉之助は、「北野座」の座主・秋葉信造に映画会社の設立計画を話した。信造はパトロンである稲田福次郎からの応援を受け、いよいよ活動写真の製作に取り掛かる。書生の大森とアメリカ帰りの技師・小野カメラマンと共に、まずは市川梅之助一座の「車引」を試みるが、カメラ操作を誤り製作は失敗。それでも荒木の激励で「明烏」の撮影に成功、「秋葉活動写真撮影所」は遂にスタートを切る。一座の下回りの失敗をヒントに信造は忍術映画の製作を思いつき、かねてからの忍術講談ブームと梅之助演じる猿飛や霧隠れの人気で大ヒットとなる。だがこれを真似しようとした少年が汽車に轢かれるという事故が起き、これを機に信造は忍術映画の製作をやめてしまう。新たに「二宮金次郎」を製作するが成績は悪く、遂に「北野座」も借金の担保に入るほどの困窮に陥る。それでも良心的な作品を作り続けた信造は、全財産を売り払い起死回生の作品「現代劇」を企画する。だが、彼のたった一人の激励者であった稲田が事業に失敗、最後の制作費を残して行方知れずとなってしまった…。

かくて忍術映画は終りぬ 
(C)東映
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