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風にそよぐ葦 愛の終戦篇

1951(昭和26年)/3/10公開 96分 モノクロ スタンダード 映倫番号:389 
配給:東京映画 製作:東横映画

風にそよぐ葦 愛の終戦篇
(C)東映

ストーリー

未亡人の榕子は、強引に求愛してくる患者の広瀬こそが、亡夫の仇敵であったと知った。榕子は彼からの贈り物をつき返すため尋ねるが、かえって彼から乱暴されてしまう。悄然と家に帰った彼女の許に、亡夫の戦友であった宇留木から求愛の手紙が届いた。数日後、宇留木が訪ねて来たときに、榕子はすべてを打ち明けた。二人は結婚したが、宇留木は同盟通信社から満洲へ派遣され、終戦と共に消息を絶ってしまった。児玉家の焼け残った母家に住んで、榕子は女児を生んだ。葦沢家の邦男が復員して来たが、敗戦に荒ぶれた彼の眼中には最早有美子の存在はなかった。有美子はひとり淋しく死んで行く。そして児玉博士も有美子の死に衝撃を受け倒れてしまった。榕子は母と子を一人で養わなければならず、尾形ふさ子に応接間を間貸ししたりして、日々をしのいでいた。だが、闇ブローカーから広瀬に近づいた邦男は、広瀬から榕子との関係を聞いて欲情し、風呂帰りの榕子に襲いかかろうとした。だが、ついに榕子の暗い生活に光が射す日がやって来た。行方不明となっていた宇留木が帰国してきたのだ…。

風にそよぐ葦 愛の終戦篇
(C)東映
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