1951(昭和26年)/12/28公開 85分 モノクロ スタンダード 映倫番号:568
配給:東映 製作:東映
黄金七十万両の家系を背負って煩悶する秀麗の若後家お美乃を巡る謎の殺人事件、神変不思議な般若の面べらんめぇ侍伸介の慧眼。
江戸の海産物問屋平戸屋は、主人が急死した後を後家の美乃が采配を奮っていた。元々松平佐渡守の愛妾お香の方に仕えてた腰元であった美乃は、お香の方に頼まれ、松平家のために二万両の金を工面することになった。六番頭の島右衛門は美乃に想い焦がれていたが、先代の義弟と称する鎌吉や浪人者の鶴木伸介が平戸屋に入りこんできて、美乃の心は次第に伸介に傾いていった。伸介は元は松平家の家臣で、美乃と相恋の仲だったのだ。そのうちに島右衛門と鎌吉が翁の面と称する怪人物に殺され、三番目は伸介だと書かれた脅迫状がやってきた…。