1952(昭和27年)/1/31公開 85分 モノクロ スタンダード 映倫番号:620
配給:東映 製作:東映
騒然たる京洛の巷に時代の驕児新撰組が維新史に凄惨な一頁を加えた池田屋斬り込み、凄壮痛快な時代劇の帝王篇。
新撰組は芹澤派と近藤派に別れ、対立を深めていた。そしてついに近藤派は芹澤派を粛清、実権を握った近藤勇は北辰一刀流の達人である伊東甲子太郎を招き、体制を固めるのであった。そして三條大橋に近い旅宿池田屋で勤皇浪士が会合をするとの情報をつかんだ新撰組は、池田屋を襲撃して浪士たちの大半を撃滅した。だがこれの事件がきっかけになり、むしろ勤王倒幕の勢いが益々激しくなっていく。新撰組の内部も次第に一筋縄ではいかなくなりつつあった。秋葉守之助は勤皇派でも佐幕派でもなかく、近藤局長の人としての魅力だけで新撰組に踏みとどまっていた。だが冷酷で同志粛清もいとわぬ土方の猜疑心は守之助にも向けられていた。守之助はついに半之丞の弟半三郎を斬り良乃を助けた。だが新撰組は山南が自決し武田観柳斎が斬られ、伊東も脱退を企てて土方らに打たれてしまった。そしてついに王政復古の大号令が始まる…。
「新選組」シリーズ(3)