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青空大名 

1953(昭和28年)/9/15公開 88分 モノクロ スタンダード 映倫番号:1115 
配給:東映 製作:東映

山賊か悪人か?領民に圧政をしく馬鹿殿様が悪人か?天衣無縫、荒くれ山賊達野純情とローマンスを心ゆく迄追いかけて天下万邦の笑いを終結する東映のユーモア意欲時代劇。

青空大名 
(C)東映

ストーリー

昔々、山奥に山賊の一党が住んでいました。といっても皆浮世を食い詰めた風来坊で、少々手荒いことはするけれど、飾ッ気がなくみなさばさばしている子供のような集まりでした。首領の万右衛門は山賊生活を達観した老人で、その一人娘の白縫は美人で男勝り、そのほか遠眼鏡の雁九郎やすっとぼけた頓八など、気楽な連中が陽気に過ごしていました。ただ一人、小頭の虎蔵だけは少々俗臭を漂わせて悪人ぶりを見せています。そんな一党に、突如新たな風来坊が加わりました。追いはぎ坊主の徳弁に襲われた旅人を助けようとして、何故か役人に捕らえられてしまった鳳介という男でした。彼は白縫の下で山賊修行を怪死するのですが、馬鹿なのか天才なのかわからないお目出度さとお人好しのために失敗ばかり。でも白縫と鳳介が仲良く修行しているのを見て、虎蔵は面白くありません。そんなとき、今度はジプシー娘の千鳥が一党に転がり込んできました。虎蔵は千鳥に挑みますが、千鳥も鳳介のことが気になり始めてるようです。さて、この国の城主小早川金吾は女にうつつを抜かす馬鹿殿様。この殿様の御用金を奪おうという計画を、鳳介は雁九郎と二人だけで成功させてみせました。次第に山賊の中でも慕われてきた鳳介に喜ぶ白縫。それを見て哀しくなった千鳥は山を降り、徳弁に追われてしまいます。一方虎蔵は遂に鳳介に決闘を挑みますが敵わず、挙句万右衛門を殺して殿様方に寝返ってしまうのです…。

青空大名 
(C)東映
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