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霧の小次郎 第一篇 金龍銀虎

1954(昭和29年)/8/8公開 47分 モノクロ スタンダード 映倫番号:1429 
配給:東映 製作:東映

大友柳太朗の霧の小次郎、高千穂ひづるの胡蝶尼、東千代之介の三日月童子が火花を散らして競い合う妖術と忍術。お馴染みのメロディーに乗せて展開する「笛吹童子」の姉妹篇の第一部。

霧の小次郎 第一篇 金龍銀虎
(C)東映

ストーリー

今から約五百年前、時の将軍足利義光は人民の汗と重い税金で金閣寺を作った。これは執事の細川春貞が義光を将軍の座から追い落とすために、義光の妻富子と共謀したことであった。人々の不満は都中に広がり、義光の弟で東山宰相の義晴は悪政を諌めるのだが、義光は聞き入れず、かえって春貞に殺されそうになる。そのとき、幻術使いの霧の小次郎が現れ義晴を救出するのだが、その騒ぎの中で春貞は義光を幽閉し、義晴討伐に出陣する。義晴邸になだれ込む春貞の軍に対し、小次郎は幻術で応戦しようとするが術が聞かない。そこに黒髪山の堤婆が現れ、しゃれこうべの面を使って術を効かなくしていたのだ。堤婆が消えると、義晴邸は焼け落ち、義晴夫妻は春貞と赤柿玄蕃に切り倒されていた。小次郎は何とか逃れ、義晴の息子・さくら丸を助け出すと闇に消えていった。そして義晴のもう一人の子、娘の胡蝶尼は堤婆に拾われていった。それから十数年の月日が経ち、大江山で霧の小次郎から妖術を教わったさくら丸は、やがて小次郎の死後名前を継いで、胡蝶尼を探すために都に旅立った。黒髪山の花と呼ばれるまでに美しく成長した胡蝶尼だったが、堤婆は二代目の三日月童子を呼んで、小次郎の持つ白鳥の面を奪うよう命じる。三日月童子と小次郎の二代目同士の戦いが繰り広げられるのだが…。

霧の小次郎 第一篇 金龍銀虎
(C)東映

シリーズ

「霧の小次郎」シリーズ(3)

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