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八百屋お七 ふり袖月夜

1954(昭和29年)/9/7公開 92分 モノクロ スタンダード 映倫番号:1465 
配給:東映 製作:東映

美空ひばり・中村錦之助のおしどりコンビ主演で振袖火事で有名な八百屋お七と寺小姓・吉三の恋の逢引きを歌と恋と剣戟で描いた娯楽時代劇。

八百屋お七 ふり袖月夜
(C)東映

スタッフ

原作:
監督:
脚本:
音楽:
撮影:
照明:
美術:
録音:
編集:
  • 主題歌:「八百屋お七」美空ひばり
  • 挿入歌:「恋の折鶴」美空ひばり

ストーリー

明暦の大火の後、二度目の大火事に焼け出された江戸円山町の八百屋久兵衛は、娘のお七と手代豆松と共に駒込の吉祥寺に避難した。そこには町方奉行所与力の生田左門の弟で、無鉄砲な所作故に預けられた吉三郎という美しい若衆がいた。お七と吉三郎は間もなく相愛の仲となるのだが、そのお七に執念深い思いを寄せる者がいた。江戸きっての大金持ち、上州屋の一人息子で少々頭の足りない千太郎である。上州屋は奉行所の筆頭与力・柘植十太夫の権力を借りて、無頼漢の湯島の竹を手先にして悪辣な手段を恥じぬ商人だったが、息子千太郎の思いを遂げさせようと、久兵衛を金で丸めてお七を嫁に迎えようとしていた。父の窮状も知っていたお七は吉三郎に相談しようと手紙をしたためる。だがその夜、吉三郎は兄左門の邸宅に呼び出され手紙を受け取れなかった。吉三郎が現れず、諦めかけたお七は父を助けるために千太郎の元に輿入れする決心を固める。吉三郎は、大火事の下手人が湯島の竹であると睨んだ兄左門を援けて、上州屋の動静を内偵していたのだ。そして、吉三郎は料亭酔月で竹に言い寄られる女将のお千代を救うが、彼女こそ、十三年前に久兵衛の酒乱を嫌って家を出たお七の母であったのだ。お七のために料亭を売って借金を返そうと進言するお千代だったが、当のお七は、あの大火は上州屋が柘植と組んで金儲けのために竹に放火させたものだと知り、屋敷を抜け出そうとするのだが…。

八百屋お七 ふり袖月夜
(C)東映
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