1954(昭和29年)/10/19公開 52分 モノクロ スタンダード 映倫番号:1506
配給:東映 製作:東映
北村寿夫原作の冒険時代劇小説を、東千代之介、千原しのぶ、藤里まゆみ、三条雅也ら人気スター勢揃いで映画化した妖術痛快時代劇。『笛吹童子』の姉妹編。ヒャラリ、ヒャラリコというメロディーにのせて大空を駆け巡る千変万化の妖術大合戦が展開する。当時の少年・少女たちに絶大な人気を博した。
松江城下で黒姫太郎と妖術合戦を行い敗れた三日月童子は危機一髪で助かる。太郎は松江城主に出世した悪代官・加々見大五郎の用心棒で、踊り子で童子の妹・お蝶を愛していた。大五郎は千鶴を将軍家の馬鹿息子春貞にめあわせ、あわよくば将軍家の乗取りを企む。千鶴が嫁入りに旅立った時、童子と天平は彼女を助けようとするが、太郎は千鶴とお蝶を抱き、雲に乗って逃げ去った。それを見た童子は白馬にまたがり、風のごとく太郎の雲を追ってゆく。
「三日月童子」シリーズ(3)