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姿三四郎

Feisty Sanshiro

1955(昭和30年)/1/27公開 87分 モノクロ スタンダード 映倫番号:1548 
配給:東映 製作:東映

富田常雄の原作による著名な柔道物の映画化。矢野正五郎の門下に入った三四郎が柔術対柔道の宿命戦に捲き込まれ、波乱の青春譜を展開!ブルジョア娘と下町娘の恋、敵手槍垣源迫真を以て描く熱血ドラマ。

姿三四郎
(C)東映

ストーリー

明治十七年。日本本来の柔術が世間の注目を浴びはじめたころ、木島太郎を始めとする柔術各派は、修道館の矢野正五郎一門に尽く対峙し、隙あらばこれを粉砕しようと狙っていた。特に矢野一門の四天王の中でも天才と称された姿三四郎は特に注目されていたが、当の本人は颯々と街を歩いていく。そんなある日、持ち前の正義感から香車の安と呼ばれるスリを遊び人風の男から助け、さらに黒塗りの馬車の暴走を止めて中に乗っていた南小路高子という令嬢を助けたが、その時に受けた怪我の治療に漢方医松本東庵に通うと、そこで高子と瓜二つの乙美という娘と出会う。乙美の父、村井半助は警視庁でも柔術を教える実力者だったが、その高弟檜垣源之助は、勝つためには手段を選ばぬ男であった。彼は柔術界統一という野望に燃え、乙美を妻せんと半助に迫っていた。源之助は起倒流の道場で暴れた後、居合わせた三四郎も挑発するが、傷いえぬ三四郎は無念ながら思いとどまる。日は流れ、矢野師範が檜垣源之助一派からついに挑戦状を受け取った。三四郎はまず戸塚楊心流木島太郎と相対するもこれを撃退。次に警視庁の武術大会にて村井と対決。必殺の山嵐で村井は負傷してしまう。重傷となりながらも三四郎を称える村井は、乙美と高子は姉妹だという秘密を告げると、息を引き取ってしまった。様々な愛と憎しみが渦巻く中、三四郎と源之助の対決の時が迫る。

姿三四郎
(C)東映

シリーズ

「姿三四郎」シリーズ(2)

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