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天兵童子 第二篇 高松城の密使

Heaven's Warrior Pt.2

1955(昭和30年)/6/28公開 52分 モノクロ スタンダード 映倫番号:1774 
配給:東映 製作:東映

吉川英治原作による同名大長編小説の映画化。高松城の攻防をめぐって、天兵童子が修羅の戦場をかけめぐり、或いは、盗賊石川車之助一味を相手に正義の戦いを挑む冒険活劇の第二篇。

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ストーリー

天兵童子に敵わぬとみた石川車之介は突然何かを天兵に投げつけ、天兵は気を失ってしまった。役人の目から逃れるために、石川は天兵を身代わりとして京の五条大橋にさらしものにして逃亡したのだ。役人に捕まった天兵は暗い牢屋に囚われの身となってしまった。そのころ、羽柴秀吉の腹心であった菩提次は各地で敵情視察を行い、秀吉の軍勢は高松城に近づいていた。高松城は合戦の準備に追われ、その中にはかいがいしく働く千尋の姿もあった。千尋の父の漁師銅八とは、実は高松城主清水宗治の兄であったのだ。千尋は合戦に備え天兵を待ち続けた。ある雨の夜、天兵は牢番の与吾六をおびき寄せて脱出に成功するが、その際与吾六は車之助一味に成り下がっている自分の息子ぶん助を更生して欲しいと天兵に頼み、身を以って天兵脱出の手助けをする。高松城に向かう途中、車之助一味に遭遇した天兵は、ぶん助に父の最期の言葉を伝え、ぶん助は涙ながらに更生を誓った。二人は秀吉の軍勢から逃れ淀川に通りかかった一艘の船に逃げ込むが、それは高松城に食料を運ぶ銅八の船だった。そしてそこにはあの小百合の姿もあった。船は高松城にあと一歩の処で車之助に見つかってしまう。秀吉軍と大乱闘の中、天兵は小百合の探していた兄が車之助であることを知る…。

天兵童子 第二篇 高松城の密使
(C)東映

シリーズ

「天兵童子」シリーズ(3)

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