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快剣士笑いの面

Smiling Mask

1956(昭和31年)/3/8公開 92分 モノクロ スタンダード 映倫番号:2152 
配給:東映 製作:東映

幕末動乱に風の如く現れた正義の熱血漢“笑いの面”が、密輸の新式火薬をめぐる勤皇、佐幕、死の商人の三つ巴の乱闘の中に活躍する。

快剣士笑いの面
(C)東映

ストーリー

時は幕末。尊皇攘夷の風吹き荒れ混乱する江戸の町を、一人の快男児が駆け抜ける。勤皇でも佐幕でもなく、ただ正義の為に、おどけた仮面と黒マントを翻して現れ、良民を救い去っていく男を、人々はいつしか「笑いの面」と呼んでいた。だがある日、江戸から「笑いの面」が消えた…。その頃、下田の港に強大な威力を誇る新式火薬が上陸した。汪桃蘭という女が取り仕切り、「春帆楼」の一室で火薬の交渉が行われる。集まったのは下田奉行所の石原釆女正の使い・志賀主水、幕府転覆を企む勤皇派・長谷部監物、そして死の商人・安南源兵衞ら。一人洋杯を傾ける桃蘭のそばに現れた一介の風来浪人・一色左近。彼になぜか心引かれる桃蘭だった。商談は結局、百万両という法外な高値に誰もが二の足を踏み、成立しなかった。そしてその日から火薬を巡る暗闘はより一層熾烈を極め、監物は幕府の刺客に襲われ絶命。そして遂に火薬の隠し場所が源兵衛たちに見つかってしまっうが、そこに現れた笑いの面によって源兵衛たちは撃退される。桃蘭たちは左近の進言により、火薬を別の場所に移動することにしたが、火薬を積んだ馬車隊の後を、志賀、源兵衛、勤皇派たちが追いかける…。

快剣士笑いの面
(C)東映
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