1956(昭和31年)/4/19公開 73分 モノクロ スタンダード 映倫番号:2220
配給:東映 製作:東映
不忠不義の汚名をともに主家を追われた勘平とお軽が受難のうちにたどる痛烈な悲劇。歌舞伎や浄瑠璃などの名作『仮名手本忠臣蔵』中の余りにも有名な物語を中村錦之助、千原しのぶで映画化。
浅野内匠頭刃傷の際のささいな原因で早野勘平とお軽は浅野家を追放される。お軽の実家で猟師となった勘平であったが、不忠の汚名をそそぐ機会を待ち望んでいた。内匠頭石碑建立の話を聞いた勘平はお軽の父・与市兵衛に金策を頼む。お軽を祇園に年季奉公させることで金を得た与市兵衛を、かつて浅野の家臣だった大野定九郎が襲うが、勘平は猪と間違えて定九郎を撃ち殺してしまった…。